フリーターは働き方次第では正社員より給料がもらえるのか??

「現在フリーターだが、正社員になろうかどうか悩んでいる・・・」

「働き方次第では正社員より給料が貰える方法があるようだけど、実際はどうか分からない…」

そんなフリーターの方に「フリーターと正社員の給料の違いはどれくらいあるのか?」をご紹介いたします。

フリーターが正社員よりも1カ月の給与を超える事例を考えてみた。

ここでは「フリーターが1ヶ月の給料で正社員を超える方法」をご紹介いたします。

まず正社員の月給ですが、求人情報サイト「DODA(デューダ)」の調べでは、2016年度の正社員の平均年収は442万円です。

参考:正社員の平均年収

これを12ヶ月で割ると月給が「442÷12≒36.8万円(約37万円)」になります。

つまりフリーターで月収37万円を越えれば、正社員の年収を上回ったといって良いですね。

では、フリーターで一月どれくらい働かなければならないのでしょうか?

<フリーターで正社員の年収を超えるには?>

  • 時給:1200円
  • 1日の労働時間:12時間
  • 1ヶ月の労働日数:26日
  • 月収:0.12万円×12×26=37.44万円

労働基準法では「週1回の休みを取らないといけない」ようで、1ヶ月30日で計算をすると「最高26日」働けることになります。

1日の労働時間を12時間(9:00~22:00、休憩1時間)として、1200円のアルバイトならば月収が37.44万円で正社員を上回ります。

正社員より稼ぐにはフルタイムで1200円のアルバイトを探す必要がありそうですね。

個人経営の飲食店や夜のお仕事、清掃やイベント警備、マンション管理などの長時間勤務が可能な高額アルバイトを探すとよいかもしれません。

しかし、地方でこの時給はまずありえません。

都内の深夜のバイトでようやく達する金額です。

長期的にみると給与面では正社員が圧倒的である理由とは??

ほぼ毎日フルタイムで働かなければ正社員を越せないアルバイトですが、正社員はどのような待遇が一般的なのでしょうか?

勤務時間

  • 年間休日:122日
  • 1ヶ月の労働日数:21日
  • 1日の労働時間:7.5時間(8:30~17:00、休憩1時間)
  • 残業時間:月47時間(1日約2.2時間、1ヶ月21日労働換算)
  • 1日の合計労働時間:7.5+2.2=9.7時間

フリーターが12時間で正社員が9.7時間なので、正社員の方が2.3時間短くて済むことが分かります。

福利厚生

福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があり、

法定福利厚生(社会保険):雇用保険(失業時の給付)、健康保険(病院代の割引)、介護保険(40歳以上加入で介護代の一分負担)、労災保険(遺族への給付)、厚生年金保険(年金)

法定外福利厚生:住宅手当(家賃補助)、交通費、家族手当(配偶者・子供手当て)、健康診断補助、社員食堂

などが当てはまります。

年収400万円の場合は社会保険料の負担額が「3万6927円」になるとのことで、毎月給料から引かれることに。

参考:日本人の平均年収400万円だと税金負担はどれくらい!? 結局手取りはいくら?

しかし、フリーターの場合も「所得税」「住民税」「国民年金」「国民健康保険」を支払う必要があり、同じくらいもしくはそれ以上の金額を支払うことになります。

その場合、+αの福利厚生がある正社員がオトクということが分かりますね。

ボーナスの有無

正社員にあってフリーターにない大きなものの1つに「ボーナス」があります。

大企業:給料の2.5ヶ月分
中小企業:1ヶ月分

仮に大企業、中小企業どちらも年収442万円(約月37万円)の場合、大企業は「92.5万円」で中小企業は「37万円」が給料以外に貰えます。

ボーナスがない企業もありますが、ボーナスが貰えるとやはりフリーターよりも多く稼げることが分かりますね。

昇給

正社員の昇給率ですが、2015年度では大企業は「2.2%」、中小企業は「1.6%」という結果が出ているようです。

参考:中小企業の昇給率は1.6% 昇給の理由は?

月給20万円スタートの場合、

  • 大企業:20×1.022=20.44万円
  • 中小企業:20×1.016=20.32万円

昇給の際は大企業なら「4400円」、中小企業なら「3200円」増えていき、ベースの月収が変わるので、昇給額もどんどん増えていきます。

以上からフリーターよりも正社員の方が労働時間も短く、多く稼ぎやすいということが明らかです。

「フリーターの方が正社員より稼げる」はウソ

よく「フリーターを掛け持ちすれば正社員よりも稼げる」などの話を目にしますが、実際は1日12時間労働で、ほぼ毎日働かないと厳しいのが現状です。

正社員の労働時間は9.7時間(残業2.2時間、月残業47時間)という話がありましたが、残業時間が80時間ぐらいになると過労死の確率が高まる「過労死ライン」だと言われています。

参考:過労死ラインは80時間|労働時間の減らし方と労災認定の基準
https://roudou-pro.com/columns/34/

  • 残業時間80時間⇒1日約3.8時間(21日勤務)
  • 正社員の労働時間(過労死ライン):7.5+3.8=11.3時間

過労死ラインとされる正社員の労働時間「11.3時間」でも、フリーターの労働時間である「12時間」よりも少ないです。

つまり、フリーターが1日12時間働くというのは「ほぼ不可能」で、そうなると「正社員よりも稼げる可能性はほとんどない」ということが分かります。

正社員が何故、ここまで待遇が良いのか??

「長期的に働いてくれる」「バイトよりも柔軟に対応してくれる」という理由でバイトよりもはるかに良い待遇になっている。

では、正社員はなぜこのように良い待遇を得られているのでしょうか?

長期的に働いてくれる

正社員は23歳・初任給20万円以下から、定年65歳まで42年近く会社で働いてくれます。

しかし、昇給率は「1.6%」、大企業でも「2.2%」と低く、平均年収である「442万円」になるまでに10年、20年働かないといけない状態です。

日本の雇用形態として、長期的に働ければ働くほど「給料が上がる」という仕組みなので、定年だけ働いて貰えるように健康や保証などの福利厚生がしっかり管理されているということのようです。

バイトよりも柔軟に対応してくれる

フリーター(アルバイト)の場合は「残業」がほとんどなく、決まった時間にしっかり帰ることができます。

一方、正社員は案件やノルマがあるため、それを間に合わせるために「残業が必須」となります。

平均残業時間も「2.2時間」ということで、損をしている様に見えますが、実際は給料が出ますし、フリーターよりも少ない時間で多くの給料が貰えます。

バイトよりも高度な仕事をしてくれる

フリーターと正社員では仕事内容でもことなり、やはり「案件」「ノルマ」があるため案件に合わせた「設計」「プログラミング」「訪問」、ノルマをしっかりこなさなければなりません。

中にはアルバイトと変わらない仕事もありますが、より「責任感」が求められクビになるリスクも高く、資格が必須となる仕事も多くあります。

仕事に見合った給料、待遇が正社員には出ているので、現在もそれだけの需要があると言えますね。

まとめ

フリーターが正社員よりも給料が貰える方法はあるにはあるのですが、実際は「過労死レベル」の労働時間や労働日数が求められますので、不可能に近いです。

一方、正社員はフリーターよりも少ない労働時間で福利厚生もしっかり取得でき、多くの給料を得ることができます。

現在はフリーターと正社員の年収差は約2倍と言われていますが、昇給やボーナスを考慮すると納得が行きますね。

現在フリーターの方で正社員になるか迷っている方は多いと思いますが、可能ならば「正社員」もしくは「契約社員」でも福利厚生はありますので、考慮する時期にあるのかもしれません。

上記を参考に正社員を目指すかどうかを考えてみると良いと思いますよ。

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